ECで売上を伸ばしている会社が取り入れている「多チャネル戦略」とは?

2016.11.11

今回は、ECサイトを運営している人なら押さえておきたい「多チャネル戦略」について紹介します。
多チャネル戦略とは?
多チャネル戦略とは、EC-CUBEなどの自社ECサイトだけではなく、
Amazon、楽天市場、Yahoo! ショッピングといった、モールの活用もあわせて行う戦略のことです。

多チャネル戦略を行うことにより、アクセスが集まる場所での出店ができることから、お客様に商品を知られる機会が増え、売上の増加につながります。

2016年のEC業界で目立った現象の1つとして、ECを通して売上を伸ばしている企業の多くが多チャネル戦略を取り入れていることが挙げられます。
EC売上高の上位企業でも積極的に取り入れている多チャネル戦略。
EC業界新聞などでは、毎年「日本のEC売上高ランキング」が発表されています。

ランキング上位300位(年商10億円以上)の企業の多くは自社ECサイトを開設していますが、驚くべきことに、その70%以上の企業がAmazon・楽天市場・Yahoo! ショッピング・DeNAショッピング・ポンパレモールなどのECモールにも同時出店しているという集計結果が出ているのです。

昨年の集計では約65%だったため、自社ECサイトに加えてモール系ECサイトにも同時出店する傾向は増加していることがわかります。

その背景には、日本のECを活用する消費者のニーズが大きく関係していると考えられるでしょう。

豊富な商品と送料無料、ポイント付与といった「ここで買えばお得」という購入メリットがあるモール系のECサイトと、何も特典のないECサイトを比べれば、消費者がどちらを選択するかは一目瞭然です。

さらに、Amazonや楽天市場のような巨大ECサイトのみならず、DeNAショッピング・ポンパレモール・Qoo10といった、客層が異なる新しいモールを活用することで、モール自身の成長に合わせて収益を伸ばそうと考える傾向も強まっているように思います。
スマートフォンユーザーの増加がモール系ECサイトの利用者をさらに増加させる
こういった多チャネル戦略は来年以降も加速することは間違いないでしょう。

そこにはスマートフォンの存在が大きいです。スマートフォンの場合は、よく利用するECサイトのアプリをダウンロードしたり、ブックマークしたりする使い方がメインとなっています。

そのような傾向から、PCと比べても新規のECを探す行動は取られづらいため、モール系ECサイトに出店する形が最適だと考えられます。

スマートフォンなどのモバイル機器からのインターネット利用がPCを追い越したというニュースが先日発表されましたので、この傾向はしばらく続くでしょう。
自社ECサイトとモールの使い分け方
それでは、EC-CUBEなどの自社ECサイトを作るのは時代遅れなのか?というと、決してそんなことはありません。

モール系ECサイトはアクセスが多いため、商品やブランド知名度の向上による売上増加に強みを持っていますが、顧客の行動分析やデザインのカスタマイズを細かく行うには不向きです。

顧客の行動分析を元にサイトの最適化を行うことで、小アクセスで高顧客単価を達成するという用途には自社ECサイトが適しています。

また、モール別での利用規約などに縛られることもないので、自由なプロモーションを行うことができます。


これらのことを踏まえる下記のように使い分けるのが良いでしょう。

モール系ECサイト:販路拡大を行ったり、ECサイトをこれから始める事業者が商品・ブランドの認知度をアップさせたりする目的。

自社ECサイト:顧客の行動分析やデザインの細かいカスタマイズなどでサイトの最適化を行い、1人あたりの顧客単価を上げる目的。

まとめ
いかがでしたか?

現在の状況や予算に合わせて多チャネル戦略を取り入れることが、これからのEC市場で成長し続けるチャンスとなりそうですね。
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